Tualatin−Celeron ついに登場
SL5Y5−1.2Gの耐性報告第2弾
1.51G常用,空冷起動1.642G達成
1 待ちに待ったTualatin−Celeron
この1年間セレロン,PEN3,PEN4と扱ったCPUはIntel製品ばかり。その中にあって一番多く耐性実験を行ったのは,言うまでもなく価格の安かったCeleronだった。A→B→C→Dステップと進む中,Cステップが一番多く実験した。633,667と忘れられない夢を与えてくれたCPUだ。1G越え,1.1G越えと1年前に経験させてくれた貴重なCPUたち。ただ,2次キャッシュがPEN3の半分というスペックにはものたらなさも感じた。高クロックを経験することはできてもレスポンス上はものたらない。そんな中Dステップが発売されたのは,つい最近のことだった。Cステップは河童コアとともに名を残すCPUである。
さて,Dステップとなって耐性も一段と上がり,レスポンスに不満はなくなってきた。900,950,1G,1.1Gと実に4種類が一気に登場した。すべて実験を行った。900は1.369Gまでのびた。同時にPEN3のTualatinが高い価格で出現。このレスポンスは最高。1.5Gを初めて体験させてもくれた。一方,華やかなデビューとともに消えていく運命を背負い,かつ価格は高値安定。セレロンへの移行が秒読みとなり,PEN4,Celeronの2系統というIntel路線が始動した。PEN3を買うなら今かな?
9月下旬にはTualatin−Celeronが出るというNEWSが流れ,今か今かと待っていた。毎日,高い電話代を払ってサイトを回り情報を集めた。今はBBで快適で電話料金も考えずにサイトを回ることができるのだが,9月中はそうは行かなかった。情報が知りたい。それだけだった。10月に入りにわかにTualatin−Celeron登場が現実味を帯びてきた。「ようやく,会える」という喜びと「きっと高クロックをねらえる」という期待でいっぱいになった。4日に予約を入れた。どうやら噂通り2次キャッシュは256だ。もちろんTualatinコア。PEN3との差はベースクロック100Mと133Mの違いのみ。といってもPEN3にはベース100Mもあるのだが。徐々にこのPEN3の100Mベースは姿を消すこととなろう。さらに,133Mベースも消えていくのは時間の問題だ。133Mベースが消えていく中で,Celeronの133Mベース登場というシナリオかな?年内にはこのような過程が実際に進んでいくのではないだろうか。実にPEN3が消えるのは寂しいが,Celeronが受け継ぐということで自らを慰めている。
InteサイトのDATAでは,以下のようになっている。l
@ Celeron
| Speed
(GHz) |
Boxed
Test Specification (S-spec) |
OEM
Test Specification (S-spec) |
Stepping |
CPUID |
L2
Cache Size |
Thermal
Spec (°C) |
Thermal
Design Power (W) |
Notes |
| 1.0 |
SL5XQ |
SL5XT |
cD0 |
068A |
128K |
77 |
26.7 |
3,4,5,6,11,13 |
| 1.1 |
SL5XR |
SL5XU |
cD0 |
068A |
128K |
77 |
26.7 |
3,4,5,6,11,13 |
| 1.2 |
SL5Y5 |
SL5XS |
tA0 |
06B1 |
256K |
69 |
29.9 |
3,5,6,13,14,15 |
A Pen3
| Speed
(MHz) |
Boxed Test
Specification (S-spec) |
OEM Test
Specification (S-spec) |
Stepping |
CPUID |
L2 Cache
Size |
Thermal
Spec (°C) |
Thermal
Design Power (W) |
Notes |
| 1.26
GHz-S |
SL5LW |
SL5QL |
tA1 |
06B1 |
512K |
69 |
29.5 |
5,13,14, 15,16
|
| 1.20
GHz |
SL5PM/SL5GN |
SL5GN |
tA1 |
06B1 |
256K |
69 |
29.9 |
5,14,15 17
|
| 1.133
GHz-S |
SL5LV |
SL5PU |
tA1 |
06B1 |
512K |
69 |
27.9 |
5,13,14, 15,16
|
| 1.133
GHz |
SL5LT |
SL5GQ |
tA1 |
06B1 |
256K |
69 |
29.1 |
5,14,15, 17 |
| 1.1
GHz |
n/a |
SL5QW |
cD0 |
068A |
256K |
77 |
33.0 |
2,3,4,9 |
このDATAからPen3とCeleronのTualatinコアはステッピングは異なるが,CPUID,L2等が共通していることが分かる。1.2Gについて言えば,当たり前なのだがベースクロックを除けば同一である。
私のSL5GNは1.555Gに達することができた。海外の情報によるとTualatin−Celeronも1.5Gは確実という記事も確認した。ベースクロック125Mにはたしていくであろうか。期待がふくらむ。
2 実験スペック
| パーツ |
スペック |
| CPU |
Tualatin−Celron−SL5Y5−1.20G−L2−256−ベース100M |
| CPUFAN |
PEP66U−山洋標準FAN |
| マザーボード |
GA−6OXET |
| MEMORY |
HYUNDAI−133−CL2 |
| HDD |
IBM−DLTA307015−ATA100 |
| VGA |
Geforce2−MX |
| 電源 |
Aopen300W |
| OS |
Windows Me |
3 耐性実験
| コア電圧 |
IO電圧 |
ベースクロック |
起動クロック |
備 考 |
| 1.475V |
3.4V |
115M |
1379.31M |
pi 1分57秒 |
| ↓ |
↓ |
117M |
1404M |
1.4G越え |
| ↓ |
↓ |
121M |
1450.90M |
ここで定格で起動していることが感動 |
| 1.475V |
↓ |
126M |
1512.94M |
定格常用 1.5G越え Cpumark99=124 |
| 1.500V |
3.4V |
127M |
1522.49M |
はじめてコア電圧を昇圧 |
| 1.525V |
↓ |
128M |
1536.81M |
ここからはシビア |
| 1.525V |
↓ |
129M |
1546.36M |
まだまだ余裕 |
| 1.55V |
↓ |
130M |
1560.67M |
ベースクロック130越え |
| 1.575V |
↓ |
131M |
1570.20M |
ここにきて,胸の鼓動高まる |
| 1.60V |
↓ |
132M |
1584.54M |
PEN3のベース133M目前 |
| 1.675V |
3.5V |
134M |
1608.00M |
1.6G空冷起動を達成 |
| 1.70V |
3.6V |
135M |
1617.95M |
正直言って信じられない経験 |
| 1.75V |
↓ |
136M |
1632.26M |
まだいくかなという期待感大 |
| 1.800V |
↓ |
137M |
1641.81M |
10/12現在の空冷到達最高クロック |
| 1.825V |
↓ |
138M |
1656M |
目標最高起動クロック 残念ながらNG,しかし挑戦中 |
10月8日午前中より耐性実験を行ってきたが,その耐性のよさに驚いた。何と定格コア電圧1.475Vで軽く1.5G越えを果たしPIも通ったのだ。発熱も少なく,SL5NGと同様耐性は良いであろうとは思っていたが,ここまでよいとは正直言って驚きである。1.2G→1.6Gと数段上のクロック。しかもコア電圧を上げずにメモリーも最速設定で1.5G常用なのだ。驚きというか感激だ。久しぶりに味わった胸の高まり。この記事を書きながら「まだ,コア電圧に余裕があるし,CPUも耐えそうだ!」という思いがあって,どの時点で書こうか迷っていた。一応,1.632Gを達成した時点で原稿書きを始めることにした。1.26GでCpumark99は103とPEN3と同様の数値を出し,今までセレロンは90いくのがやっとだったのだが,これでやっとまともな数値を上げることができるようになった。
また,最高クロック起動はまだ実験中で,実験途中でこの記事を書き始めた。現在,コア電圧1.8Vで1.642Gまで確認した。SL5NGは1.825Vまでコアを上げたので,この記録は更新していくことができそうだ。何はともあれすごいの一言である。
WcpuidがまだTualatin−Celeronに対応していないので,表示がおかしいが,SANDRAでCELERONであることの確認をしていただきたい。
4 DATA
☆ 定格コア電圧−常用1.512G
☆ 1.6G空冷起動を達成
☆ 最高空冷起動クロック
☆ PC実験,オーバークロックは個人の責任において行ってください。本記述の通りに行かなくても当方はいっさい責任を負いかねます。